どうしてお前はゲームごときで
そんなに腹を立てているのか?
UOというゲームがある。
大人数でいっぺんに遊ぶネットワークRPGである。
ファンタジックな世界で、冒険者や生産者を演じ、顔も見ぬ世界の人と遊ぶ。
そこには架空の世界があり、家を立てて自宅にして住む事もできる。
ただ、参加人数が多いわりに、世界の土地は限られているので、特に日本人がよく遊ぶ世界では、まるで現実の日本のように土地が不足し、マイホームは高価な物となる。
ゲームの世界での通貨でもそうとうな金額で、中には現実のお金で売買されていたりもする。
信じられないかもしれないが、大きな家で十数万円もしたりする。
ただ、ゲームを辞める人が自宅を手放す場合に、友人に譲ったり売りに出したりする以外に、家を空家のまま放置する時がある。
その場合、使われていない家は、風化してある程度の期間がたつと腐れ落ち、空き地になる。
それは家が欲しい人のチャンスであり、また専業のゲーム内不動産屋(!)の儲ける手段でもある。
詳しい事は説明しないが、この「腐り待ち」と呼ばれる空き地へ自宅を立てる行為は、ライバルが多くまた見返りも大きいので、各自テクニックを駆使したりして、なかなか楽しい「ゲーム内ゲーム」といった印象もある。
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俺は一時期、自宅欲しさに腐り待ちに挑戦し、目的を果たし、土地取りゲームが少し楽しくなって何軒か家を建てる事が出来た。
しかし自宅はもうあるし、それを売りに出して不動産成金になる気もあんまり無かったので、同じく家を欲しがっているゲーム仲間に譲っていた。
ただ難しかったのは、この自宅というのはUOというゲームにおいて、得るのが困難な反面大きな目標でもあり、自分がそうだったように、何かしらの工夫、努力の先に手に入って初めて嬉しい物なんじゃないかと思って、まあ自分の考えの押し付けなのかもしれないけれども、譲る場合にも自分の判断や相手との相談で、ちょっとがんばって稼げる金額などを決めてやりとりしていた。
自分への言い訳でもなく、本当はいくら儲けれたのにとかそういう事ではなく、UOをあまり知らない人への参考程度に金額を書いておくと、当時の相場でいって500万gp(ゲーム内の通貨単位)程度のものを50万gpで、利息なし先渡し分割数永遠といった感じで、友人としての信用だけで譲っていた。
これはゲーム内詐欺や相場から考えて、自分でもいうのはなんだが馬鹿みたいな話なのだ。
例えばその50万gpで買った家、約束は50万だけども(それでも相場の1/10)一括だって安い値段じゃない。
だからとりあえず銀行にある手持ち10万を渡して、後はボチボチ返していく…訳なくて、音信不通にして終わり。
偽名を使ってゲーム内で相場で売るもよし、日本円で売ったら当時で1万5千円くらいか。ちょっとしたお小遣いになる。
でも、綺麗事かもしれないけど、自宅なんて夢のまた夢、考えてもみなかったし貯金もしてなかったよ、なんていう思いは自分がそうだったし、持ってみてやっぱり自宅は嬉しかった。
タダで貰ったら経験ないから解らないけど、相場の1/10とはいえ1週間や2週間、自分なりに必死に稼いで買った家なら、堂々と「僕の自宅です!」といえる立派な物なんじゃないかと思って、喜んでもらえてると思ってた。
そんな時期から、ゲームのシステム変更で家が腐らなくなって、値段と価値がどんどん上がっていき、2倍を越えたんじゃないかと思う今ごろになって、こんな事がおきたんだ…
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それにはまず、当時どういった事があったのか書いておかないと話が繋がらない。
UOの家にも色々種類があって、ちっちゃい家より大きな家の方が見栄えもよくて、物もいっぱい保管できて、値段も高い。
家が建つ土地があったとして、大きな家は1軒しか建たないけど小さな家ならいっぱい建つとか、この土地には小さい家しかたたないとか、やっぱり大きな家というのは数も少なくて手に入りにくい。
という事は、ゲームを辞めるにしても、ほったらかしで腐らせるより、もったいないから売るなり友人にあげたりする事が多く、俺がやってた腐り待ちという方法ではなかなか手に入らない。
何軒も家を建てたけど、ほとんどは一番小さな家か、それより一回り大きな家だった。
でも自宅を持ってない人にとって、マイホームっていうのはそれでも十分なんだよね。
ゲーム仲間の間でも、何人かに家を譲って、俺は家を建てれる人(珍しいわけですよ)という認識が出てき始めたていた頃だったと思う。
そんな時、なんとタワーっていう世界で一番大きな建物である城の次に大きな物件が腐る事になったんだ。
これは凄く珍しい事で、半年くらい腐り待ちをやってたと思うけど2回しかお目にかかった事がないしろものなんだ。
でも、詳しい事は書かないけど、テクニック的にこのタワーを一人だけで手に入れる事は難しいんだよね。
だから大体はその土地は分割されて、テクニックにたけた人が家を何軒かそれぞれ建てておわっちゃう。
中にはチームでいっぱい建てて、あとでそれらを建て直してタワーにしたり、他の人が建てたのを買収してタワーにしたりという事もあるけど、俺は半ば趣味で腐り待ちをしてたので、イベント的に参加してたんだ。
そのタワーの土地に小さな家を建てるのは、たぶん出来たんじゃないかなとも思うけど(別の時はやった)その時は何が何でも家を建てたかった訳じゃないから、タワーを建てる権利書を持っていって、建ったらもうけものとか、本当にタワー一発狙いは無謀か?とかの実験みたいな感覚だったんだ。
ゲーム仲間にも、今度タワーが腐るんだ、もしタワーが建ったらみんなの基地になるね、なんて馬鹿話してたり自分としては楽しんでたんだけど、中に一人、タワーが建ったら自分がもらえると勘違いした人がいたんだ。
多分俺の言い方が悪かったんだろうなあ、 普通はそんな発想ありえないと思うから。
どうもその人と話がかみ合わないから、ちょっと聞いてみたらそう思ってたらしくて、いや、そんな事はないんだ、もし建てれたとしても、多分みんなで使う事にすると思うよっていったら「そうか…そうなんだ…」って言ってた。
印象深かったから覚えてるよ。
それで、やっぱりタワーは建たなかったんだけど、そもそもその人はもう家を持ってたんだ。
もともと俺は、自分の自宅が欲しくてはじめた腐り待ちだったし、同じ腐り待ちをする人でも、建てた家を高値で売る不動産屋はあんまり好きじゃなかった。
悪いとは思ってないよ。相場がそうなんだもん。
でも、 儲けたい人は不動産屋をするだろうけど、自分が高値で家は夢の物だと思ってたから、 同じ気持を持った人が仲間にいれば、家を探してきて譲ってた。
だから、ゲーム仲間だからあんまり言わなかったけど、今の家より大きな家が欲しいっていうその人の考え方は、その頃から俺の見ている方向とは違ってたんだろうな。
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その後、その人から、気のせいかもしれないけどこまめに連絡が来るようになったんだ。
ゲームの世界で一緒に遊んでいた仲間の一人だから別に変だとかもちろん思ってなかったけど、日常的な挨拶の他にもなんだか色々親切にしてくれるようになったんだ。
俺としては、親切を失礼で返すのも悪いし、ある程度は遠慮したり断ったりもして、そんなに色々意味もなく物をもらう訳にもいかないと説明したりもしたけど、だんだん別の考えも浮かんできてしまった。
というのも、そのタワーの一件以来、その人から今俺が住んでいる家なんかを譲ってもらえないだろうかっていう話が何回か来たからなんだ。
その時のその人の家は、ジャングルの中の小さなタワー。
一生懸命稼いで買ったんだーって仲間に報告してきたとき、みんなで行ってよかったねーって祝福して、引越しお祝いしたりもした。
その少し後に俺も、初めて腐り待ちで同じ小さなタワーを建てれて、その時もみんな祝ってくれた。
本当に嬉しかった。新築祝いっていって、いろいろ貰ったりして。(今ちょっと涙出てきた笑)
その人にも新築祝いだって、船の模型と世界各地へワープできる魔法の本を貰って、今でもその小さなタワーに飾ってある。とにかく本当に嬉しかった。
そのあと俺は腐り待ちのテクニックを磨いていって、家を建てるのを楽しんでいた。
本人は楽しんでいたつもりかもしれないけど、ひょっとしたら周りから見たら不動産成金が家自慢してるよって思ってたのかもしれない。
結局さいしょに建てた小さなタワーと、これも前から見た目が好きだったログハウスっていう中くらいの家を2軒自宅として手元に置いて、その後も建てた家を家がない友人に譲ってたりしてた。
その人からは、そのログハウスを自分の家とお金を足すから交換してくれないか、とかも言われた。
その頃から、何かが変わっていったんだ。
その人と俺の間ではね…
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流石に俺の自宅を譲ってくれっていう話は断りつづけたけど、いちど大きなタワーをあげるって勘違いさせてしまった反省もあって、じゃあ今度大き目な家を建てれたら譲るよって言ってしまったんだ。
今思えば、そんな事を、自分のポリシーに反するような、自分の納得できないような約束を、その人としてしまったのがいけなかったんだろうな。
仲間だからって、積極的に家が欲しいって言われたって、それは納得できないんだって、ちゃんと言うべきだったんだ。
でも正直、もう疲れてたんだ。
さっさと大きな家を譲ってしまって、楽になりたかったんだ。
そして、大きな家が建った。
ラージマーブルパティオっていう、タワーの次に大きい家だ。
個人の自宅としては、事実上、これが最大の物だろう。
タワーや城っていうのは、ほとんどグループで持ったりする物で、家っていうよりはビルみたいな感じ。
建てた本人も住んだ事のない大きな家
自分でもその大きな家が欲しい、そう思う以上にもうくたくただったんだ。
その人は喜んでくれたよ。
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ただ、譲れない点があったんだ。
今までの、家の無い人にお互いで決めた「がんばり金額」で譲る事はしたくなかった。
その人が頑張れば、俺なんかが探してきて譲らなくても、いずれ同じような大きな家を買うだろうなって思ってたから、がんばり金額金なんていうのはおかしな話だった。
それに、その人はもう家を持ってるんだ。
より大きな家が欲しいっていうのは、物欲だよね。
だから値段は1000万。相場の1/3くらいかな。
貰う訳にはいかない物や、不自然な挨拶もなく、以前の楽しかった日々に戻る事ができた。
その後システム変更で家が腐らなくなって、そんな大きな家をまた建てて自分で住むチャンスは無くなった。
けど今の家で不満はなかったし、そのあと小さな家だけど、仲間が集まるギルドハウスっていうリーダーの家と同じ島に1軒家を建てれたんだ。
リーダーは、そんな事鼻にもかけないけど、凄い一等地にギルドハウスを持ってる。
これは、昔、その世界が出来て誰も家を持ってない時に、一斉に建築が解禁された時建てた家だそうで、本人曰く「キチガイのふりをして建てたかいがあったぜ!」というだけある、立派な物なんだ。
何よりいつも一緒に遊ぶ仲間が集う場所の近くで、その島自体が一等地だから、これも大きな家と同じで腐る確率が凄く低くて、タワーは2回って書いたけどこの島の家はついに俺が建てた1回しか腐らなかったんだ。
その時、その家を譲ってくれないかっていう人が現れたんだ。
大きな家を譲った人の友達。今は現実で付き合ってるみたい。
その事も書いておかないと、今の気持は伝わらないだろうな。
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腐り待ちっていうのは、家が腐ったあとにライバルを押しのけて自分の家を建てるテクニックもいるんだけど、もっと難しい、いや、しんどいのは、世界中を駆け回って腐りそうな空家を探す事なんだ。
ゲームの世界は現実の世界よりは狭いけど、何千人もの人が住む世界で、それぞれの自宅も何千件もあるんだ。
その家を一軒一軒ぜんぶ回って、空家かどうか、腐りそうかどうか、いつごろ腐るのか、全部調べてメモしておかないと、なかなか偶然には立ち会えない物なんだ。 だから時間もかかるし根気もいるし、普通は不動産屋が建てて、相場で売りに出すのを買う事になるんだけど、そういう手間を自分でやると、相場なんて馬鹿らしいほどの金額で自宅が持てるんだ。
でもそれが難しいから相場が上がる…単純な話だけどね。
だから俺は、多くの商業不動産屋がそうであるように、チームを組んでいた。
チームっていうより、これも仲間だな。建築友達。
不動産屋とは呼ばれたくなかった。建築屋なんだ。
腐り待ちで家を建てるには、いろんなノウハウがある。
これは門外不出みたいな感じで、いろんな情報サイトを回っても、検索しても、なかなか出てこない。
だって、時間と努力があったら、そのテクニックを使えばゲーム内でも大富豪だし、現実のお金にだって馬鹿にならない金額になるんだ。
不動産屋はみんな秘密にしてたし、そういった情報を表に出すのはタブーっていう風潮があるんだ。
でも俺は家を建てるのを、そういうテクニックを探し出すのを楽しんでたふしがあったし、建築仲間にも同じ感覚の人や、最初俺がそうだったように自力で家を建てるんだ!って燃えてる人もいたんだ。
これは俺の性格なんだろうけど、がんばってる人が好きなんだよね。
多分自分が頑張らないからなのかな?とも思うんだけどさ、自分がそうだったからかもしれないけど、不動産屋から買うんじゃなくて、俺が自分で建ててやるんだ!って人は凄く応援したくなるんだ。
だからそういう建築仲間にはノウハウを全部教えたし、みんなで分担して世界中の家をチェックして回る苦労をましにしたり、見つけた腐りそうな家は教えあって、みんなで建てにいった。
そんな時に、建築仲間とはちがう元々のゲーム仲間の一人が、自分も腐り待ちしてるっていってきた。
俺は自分からはわざわざ誘ったりとか、そういう事はしないんだけど、そのかわりいちいち建築仲間がいて家を建ててるとかそういう事を秘密にしたりもしないし、その人も知ってて自分は自分でやってるっていってきた。
その人ももう自宅は持ってるんだけど、もっといい場所にできれば大きな家も狙えたらいいなって事だったみたいで、話を聞いてると自分なりに世界を回って家をチェックしてるらしかった。
その人も家を建てれればいいなーって、ゲーム仲間だからそう思ったし、自分で見つけた良い物件を何回か教えてあげたけど、他の建築仲間がそうだったように、じゃあ私も交換で教えたらお互いのチェックは楽になるねとか、そういう話は出なかった。
それはまぁ、別にそれでいいし、その人が見つけた腐りそうな家の事を、教えられない秘密だっていったから、そういうスタンスならそれはそれで尊重して、それから以後はあんまり俺の調べた情報は教えなくなったんだけど結局こっちも世界中回ってるから、どうせ自分で見つけるんだけどね。
でも、個人的にあんまり好きになれなかったのは、その人の「もう自宅はあるし、建てれたらラッキーで必死にやるほどでもないよ」っていう見え隠れする言動があったんだ。
もちろんそれはそれぞれの感覚だし、そう思ってる人をどうとも思わないけど、だったらどうして腐り待ちしてるんだろう?とか、こっちから情報を教えた時は(もちろんその人が喜びそうな良い条件の物を教えたんだよ)腐り待ちしてるんだろうとか、でもその腐り待ちの現場でライバルに対しても建てれたらラッキー、一生懸命にやってる訳じゃないよってスタンスで話し掛けてるんだろうとか、正直建築関係ではあんまり仲良くはなれそうにない感覚のズレがあったんだ。
その人には、建築の厳しさっていうのもあるから、そんな気持でやってても絶対建たないよ。もし仮に1対1で腐り待ち勝負したとしたら、俺は絶対勝つ自身あるよ。
つまりそれは、俺が参加する腐り待ちに居合わせたとして、俺が俺と同じか俺以上のライバルが建てる事があっても、一生懸命にがんばる事が格好悪いと思って片足だけのっけてやってる人は建てる事は出来ないんだよってちょっと厳しく言っちゃった事もあった。
それは、その、建てれたらラッキーっていう言葉が、俺や俺の建築仲間への侮辱に思えたから…っていうのは考えすぎだと自分でも思うけど、その人は絶対に建てる事はできないという事は何軒も建てた俺から正直に言える事実だったと思う。
その時俺は、自分で見つけて編み出した腐り待ちの極意みたいな物を文章にまとめて、ゲーム仲間からはいつでも閲覧できるようにして公開していたんだ。
これがUOの中で公に知れ渡れば、今でも結構大混乱が起きるかもしれない、世界中どのWEBサイトを検索して調べても載っていないような、腐り待ちと建築のノウハウがぎっしり詰まった物なんだ。
俺はその人に、もちろんその事を教えていたし、それを練習したり実際にやってみれば、腐り待ちで家を建てれるかもしれないよってアドバイスしたし解らない事があったらいつでも聞きにきてっていったんだけど、結局その人はその事について何にも聞いてこなかった。
そんな事じゃ絶対家は建たないんだよ…
俺は助言のつもりだったんだけど、その人からしてみれば大きなお世話で、失礼な言葉たっだのかもしれないね。
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ギルドハウスのある一等地の島の小さな家が腐る事を発見した。
凄く驚いた。だって、そんな事ありえないって思ってたから。
その頃はもう、半分腐り待ちは引退してた感じで、それは何故かっていうと、自分ではもう納得のいく家を持ってたし、仮に腐り待ちするとすれば、今持ってる2軒のうち大きな方のログハウス、それより大きな家が腐る時に住み替え用に建てに行くくらいのもんだった。
でもそんな大きな家はそうそう腐らないんだ。
だからもう、ほとんど建築仲間のサポートって感じで、自分で腐り待ちして家を建てる事は減ってたんだ。
このムーングロウ(島の名前)の小さな家を建てれたら、これは同じゲームをやってる妻が使って、もう建築屋は引退だなーって思ってた。
妻も同じゲーム仲間の一員だから、この場所の家っていうのは凄く嬉しいんだ。
そこに、その人もやってきた。その人も自分で見つけたみたい。
でも面白かったのは、そんな一等地なのに、名だたる不動産屋の面々は見かけなかった。
俺もそうだったけど、やっぱりそんな訳ないと思ってチェックしてなかったんだろうな。
そして割とあっさり俺が建てた。
俺がライバル視するプロは居なかったし、やっぱりその人と勝負しても話にはならなかったんだろう。
でも本人が建ったらラッキーって思ってるなら、それでいいんじゃないかなーって思うんだけどね。
そしたらその人からメッセージが来たんだ。
「相談したい事があるんだけど」って。
腐り待ちをした後っていうのは、もう勝負がついちゃってるから、割とみんなライバル同士誰が建てたの?とかわきあいあいとしてて、中には「初めての自宅だ!ヤッター!!」なんて嬉しい叫びが聞こえたりして、そういう雰囲気も凄く楽しいんだ。
そりゃあもちろん「なんだよ、また不動産屋かよ!」って愚痴ったり「私が建てました」なんていわずに無言で去っていって、その後すぐに売りに出されてたりもするんだけど、自分が始めて建てた時がそうだったように、素直に勝ち取った人を祝福する事が多いんだ。
俺はそういう時はだいたい、その場にいるひとで話し掛けて来る人とか、これからも自宅の為にがんばって家を建てたいと思ってる人にアドバイスしたりしてたんだ。
だからその時も、その人にはちょっとまって、後でねっていって、しばらくその場で喋った後にギルドハウスへ戻って話をしたんだ。
まあ、半分以上解ってた事なんだけど、内容はやっぱり「あの家はどう使うつもりなの?」って事で、つまりは譲ってもらえないかって話だった。
最初からあの家が建ったなら、妻に譲って自分はもう引退かなーって思ってたから、その事を告げ諦めてもらったんだ。
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もう一つ別の話。
これはさっきの話より遡って、腐り待ちを始めて割と最初の方だったと思う。
静かな森の中で、小さな家を一軒建てたんだ。
その時に、この家を仲間のうち家を持ってない誰に譲ろうかって話になって、大きな家を譲った人の友人で、たまに一緒に遊ぶ人に譲る事になったんだ。
これは、大きな家を譲った人が本人にこんな話は滅多にないし、支払いも分割できてがんばればなんとかなるんだからって薦めてた話で、俺としちゃ本当に欲しがってる人の方がいいかなとおも思ったんだけど、じゃあ他に誰が?っていうのもないんで、結局は本人も無いよりあった方がいいなって話になって譲ったんだ。
でも、本人が不安だったように、その支払いは50万の値段のうち最初4万程度を支払ったまま、ほとんど音信不通になってしまったんだ。
4万っていう額は、家がある無しに関係なくて、だいたいみんな貯金として銀行にある程度の額で、1日ぶんくらいモンスターを倒しに行けば稼げる額。
50万っていう額は安くはないけど、その50万が惜しくて音信普通を嘆いているんじゃないんだ。
金額が問題なら、相場で売れば分割もなしに一瞬でその10倍で買い手は付くんだ。
人それぞれゲームに裂ける時間は限られてるし、遅れますとか今忙しくてとか、そんな連絡も無いのは寂しかったけど、その人はそれ以来ゲーム仲間の間に顔を出す事もなくなっちゃったし、逆に悪い事したのかなって思う事もあったんだ。
でも後日、ゲーム仲間で実際に会って食事でもしようっていう話になった時、その人は参加してた。
俺は都合でいけなかったけどね。
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その家とその支払いは、ずっと放置になってたんだけど、ある日突然大きな家を譲った人から、彼は忙しいみたいだから、代わりに自分が立て替えるって言ってきてくれたんだ。
もともと大きな家を譲った人がその人の後押しをして買わせたような感じもあったし、いつまでも俺から音信普通のまま支払いを踏み倒してるって友人が思われるのも嫌だろうし、そのお金を受け取る事にしたんだ。
何回か書いてるけど、この50万っていう金額は、その人のがんばり金額なんだ。
家なんてもともと買えると思ってなくて、積極的に稼いでない人にとっては大金で、キャラクターの職業にもよるけど何日か集中して稼ぎ出さないといけない金額。
本当はそのペースを何ヶ月も続けて、念願のマイホームを手に入れる訳だけど、俺としてはその家を手に入れるまでの苦労みたいな物を、ちょっと縮めて手に入れた時の喜びを麻痺して欲しくなかったっていうのもあったんだ。
よく家を手に入れたら目標がなくなってゲームをやめちゃったっていう話も聞くからね。
だから、50万っていう数字は、相手によって違うともいえるんだ。
前に書いたみたいに、もう家があるのに大きな家が欲しいっていうのは贅沢品だから、ちょっと厳しく1000万って額にしたりもしたし、建てた家をプロの不動産屋がその場で欲しいって言ってきた時は相場で売った事もあった。
不動産を専門に売買するBBSなんかでは売った事はなかったけどね。
大きな家を譲った人は、支払い残ってた40万と少しを一度に支払ってくれて、大変だなあとは思ったけど友人の分を立て替えるっていう話に感心したりもした。
でも、その少しあと、一等地の家を譲って欲しいって行ってきた人に、誕生日プレゼントでその家をあげたって人から聞いたんだ。
別の家を建てた時に、ムーングロウの家を断っていたし、もう一人別の家が無い人と二人に声をかけて、どっちに譲るのが順番かとか、メンバーで話し合おうそしたら、私はちょっとゴニョゴニョとかよくわかんなかったけど、その話を断ったから、何かあるのかなーとは思ったんだ。
本人達からは、今でもそんな話は聞いてないし、言わなきゃならない義務なんて無いとは思う。
でも、だったら、がんばり金額なんていう基準は関係ないじゃないか。
提示された金額を支払ったんだから、どうしようが勝手だし、いちいち報告しなきゃならない義務でもあるのか?なんていうなら、友人としての立場とか、相場では考えられない値段なんて、どうでもよくなるんじゃないか。
ゲームの世界だけの友情、いや、友情なんて物はお互いの意識の中で勝手に思っている事だから、それを無視できるなら、馬鹿みたいに安い値段で買えてお徳だっていうバーゲンセールでしかないじゃないのか。
そんな事は俺一人が勝手に思い込んでただけで、世間から見たらばかばかしい事をしているマヌケ野郎でしかないんじゃないのか。
あぁ、そうだ、思い出した。
ちょうどその頃、大きな家を譲った人からメッセージが来たんだ。
スパイ大作戦の依頼の文体で、おはようナントカ君。今日の君の任務は〜みたいな感じ。
その内容は、その彼女に為に、別荘って呼ばれる女の子に人気のある可愛い中型の家があるんだけど、それをがんばってgetするように。成功をいのる。みたいな感じだったと思う。
冗談のつもりなんだろうねぇ。全く笑えなかったし、大きな家を譲る時の事で書いたけど、もううんざりだったんだ…
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それからずっと経って、ゲーム仲間何人かで移住する事になったんだ。
UOっていうのは、例えば地球A、地球Bみたいに、同じ世界がいくつか平行にあって、俺たちはYamatoっていう世界で遊んでたんだ。
他にはAsukaとかIzumoとか、海外にもいくつかあって、それぞれの世界でみんな生活してるんだ。
この世界の中では、みんな自由にどこでも行き来できるんだけど、世界をまたいで移動する事は出来なくて、それは今まで住んでいた世界とは別に、1から始めなきゃいけないって事なんだ。
同時にいくつもの世界で別々に暮らす事はできるんだけどね。
ずっとYamatoで遊んできたんだけど、Mugenっていう新しい世界ができる事になったんだ。
このMugenっていうのは、Yamatoとちょっとルールが違って、正直やる事が飽和してきたYamatoから移り住む事っていうのは、UOっていうゲームの中ではスパイスみたいな感じだったんだ。
なにより、このMugenっていうのは、上級者世界として設定されていて、まあ実際には上級者っていうよりできる事に制限がされていて、一人だけではなんともならない事が多くなって仲間が何人かで力を合わせないと生きていけないような設定の世界で、それがなにより仲間たちの興味をひいて何人かはYamatoを捨てて移住するんだ!って人もいたんだ。
俺はというと、Yamatoの家やキャラクターなんかはそのままにして、メインをMugenに移して遊ぶ事にした。
それで、メンバーの集う連絡用のWEBサイトやBBSも、Yamatoに残ってMugenに行かない人が迷惑しないようにって別に作って立ち上げ、本格的に移住して遊び始めたんだ。
メインで遊ぶのはYamatoとMugenに別れたけど、ゲーム仲間はなにもUOだけの話題しか話さない訳じゃないから、もともとのYamatoBBSにMugenの話題が出る事も、MugenのBBSでYamatoの話が出る事もあるし、今日会社でこんな事があったとかUOと関係ない話ももちろんあった。
大きな家を譲った人はMugenには来なくてYamatoに残った人で、森の中の小さな家を誕生日にもらった人も1回2回Mugenには顔を出したけど、移住はしてこなかった。
もちろんMugenに移った方も、別にYamatoのメンバーに一緒に協力しろとかYamatoはもう捨てたんだとか、そんな話は無かったし、たまにはYamatoに戻って遊ぶ事もあるだろうし、実際Mugenではちょっと難しい仲間内でのイベントをYamatoでやろうって話もあったんだ。
でも大きな家をゆずった人は、YamatoのBBSでMugenの話が出るたびに何のことだ意味が解らないとか、その話題はMugenBBSで出てるよっていう書き込みにもそんな場所は知らないとか、そういうレスを付けるだけなんだ。
もちろんMugenBBSの場所を秘密にしている訳じゃない。
ちょっとカチンと来たのは、Yamatoに戻ってイベントを年末にするって言って、その計画を立ててBBSに書いた人がいたんだけど、その人はYamatoだけではメンバーが少ないだろうし、Mugenに移った人もぜひYamatoのイベントに参加してくれって言ってたのに、現実の都合で忙しくて時間がとれなくて計画がのびのびになって年が明けてしまった事にたいして「年末っていうのは1年後の年末の事?」って返事をしたんだ。
もともとその人の口調は、ちょっと毒を含んだ皮肉めいたもので、それはそういうもんだと思ってるし悪意はないんだろうとは思うけど、正直どうかと思った。
それとは別に、現実に合ってまた食事でもしようかっていう話が出た時に、YamatoBBSが不調で使えなかったもんだから、その人が顔をだす誕生日に家をもらった現実の彼女のBBSに、気を利かせてMugenBBSに詳細があるから、参加不参加を書いて欲しいって書き込んだ人へ「そんなBBSしらん」とだけ書いてあったんだ。
その後、その食事会への返事として、初めてMugenBBSに彼が書いたのは「行きません」。
行けませんではなく、行きません。あまり邪推はしたくないけども。
そして、避けていたMugenBBSへ書き込んだという事と、YamatoBBSの不調もあってか、MugenBBSに彼が管理していたYamatoのサイトはメンバーが戻ってくるまで閉鎖する、と彼は書いたんだ。
その書き込みには、こうも書いてあった。
しかし、いまさらあのサイトに需要もないだろう?
俺は別の人に、彼がMugenやMugenBBSに対して、また関連する事での心無い返事に対して、別の人にこう言った事がある。
「撃てるもんなら撃ってみろ!と、無視しているのに何度も目の前に回りこんで裸で大の字になる行為」
だから返事した。
あぁ、もう需要はないだろうね。
そして彼はokokと書き、サイトを閉鎖した。
俺は、撃ってみろ!と何度もいうから、撃ってやったのだ。
そう言ってくれといっているから、そうだよって肯定したのだ。
どういうつもりなのかは知らないけど、今までの経緯もあって、俺の中では彼への思いは一層良くない物になってしまった。
そして、最後にこんな事がおきたんだ。
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ある日なんとなく告知のBBSを見ていたら、前に譲った大きな家の所有者が変わるので、荷物を預けている人は連絡下さいっていう、その人の書き込みがあったんだ。
所有者が変わる?売買BBSの方を覗いてみたら、ゆずったその大きな家を、だいたい相場なんだろうと思うけど(もう相場は見てないので解らない)4000万から4800万だったかな、そんな値段で売るっていう事になってたんだ。
色々な、複雑な思いが頭をよぎった。
売った物だから、もう自分の物でもなんでもないし、じゃあ売った時の1000万でしか売ることは許さないとか、そういう話でもないだろう。
でも知り合い価格で買った1000万の家を4000万?なぜ?
他の売買の話題を見てみつけた。その人が欲しがっていた大きなタワーの売りの書き込み。
その人は、財産を処分する時間を加味して、そのタワーを買うと書き込んでいた。
他にも探してみた。別の家も売っていた。これはたしか彼女の持っていた家だ。
他には…あった。その彼女が誕生日にもらった、うやむやにその人の物になっていた、立て替えで支払ってもらったけど、ゆずった本人からは一切連絡がなく、4万程度しか受け取っていないあの家だ…
どういう事だ、なんなんだいったい。
いや、彼と彼の財産だ。俺は関係ない。ないけど…
俺は正直に、Mugenの仲間のBBSに思いをぶちまけた。
そして、買い手を探す売買のBBSにも思っている事を書いた。
それを彼は大人気ない行為だと表現し、買い取った物をどうしようと自由だといった。
そしてそれは正論だろう。
誤解なきよう、そのLOGを原文そのまま引用しておく。
プライベートな仲間のBBSの物と、公に公開されていて、買い手を募集しているBBSのそれぞれだ。
ただし無関係な第三者と、一般公開されている情報ではあるが、一応メールアドレス、ICQ番号等は伏せておく。
売買BBSの物。
売り - ミノック北のTタワー売ります。(再投稿) | No.904 |
xxxxxxxxx
さん ( xxxxxxxxx、 ) 2002/01/19
(土) 22:41 [ 編集 / 削除 / 終了 ] UID:[xxxxxxxxx ]
ミノック北のTタワー売ります。 xxxxxxxxxさん (xxxxxxxxx、 ) 01/19 (土) 22:44 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] 現在Hell&Heavenさんが50000kで入札されています。 xxxxxxxxxさん
(xxxxxxxxx、 ) 01/20 (日) 10:51 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ]
hell&heavenさん ( xxxxxxxxx、 ) 01/20
(日) 13:08 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ]
xxxxxxxxxさん ( xxxxxxxxx、 ) 01/20 (日)
16:56 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ]
コメントを付ける
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=終了= |
No.942 |
地獄極楽丸 さん
( ICQ=xxxxxxxxx、 ) 2002/01/20 (日) 13:25 [ 編集 / 削除 / 終了 ] UID:[ xxxxxxxxx
]
トランメルのLMPを売ります。 xxxxxxxxxxxさん ( xxxxxxxxx、 メール、 ) 01/20 (日) 13:43 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] とりあえず底値で
hell&heavenさん ( xxxxxxxxx、 ) 01/20
(日) 18:46 [ 編集 / 削除 ] UID:[xxxxxxxxx ]
かぶぞうさん 01/21 (月) 16:19 [ 編集 / 削除 ]
UID:[ xxxxxxxxx ]
地獄極楽丸さん ( xxxxxxxxx、 ) 01/21 (月) 16:31
[ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ]
xxxxxxxxxxxxxさん 01/21 (月) 18:20 [ 編集
/ 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ]
かぶぞうさん 01/21 (月) 20:59 [ 編集 / 削除 ]
UID:[ xxxxxxxxx ]
かぶぞうさん 01/21 (月) 21:07 [ 編集 / 削除 ]
UID:[ xxxxxxxxx ]
かぶぞうさん 01/22 (火) 01:37 [ 編集 / 削除 ]
UID:[ xxxxxxxxx ] 地獄極楽丸さん (xxxxxxxxx、 ) 01/22 (火)
02:30 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] 地獄極楽丸さん (xxxxxxxxx、 ) 01/22 (火)
13:51 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ]
コメントを付ける
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=終了= |
No.947 |
Rin さん
( ICQ=xxxxxxxx、 ) 2002/01/20 (日) 16:25 [ 編集 / 削除 / 終了 ] UID:[ xxxxxxxx
]
トラメルのコーブ・ヴェスパー間の森の中のSMS売ります。 Rinさん ( xxxxxxxx、 ) 01/22 (火) 01:09 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxx ] 買い手が見つからないので即決を1000kにしたいと思います。 ヨロシクお願いしますm(_ _)m
Rinさん ( xxxxxxxx、 ) 01/22 (火) 01:11
[ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxx ]
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=終了= |
No.1008 |
Rin さん
( ICQ=xxxxxxxxx ) 2002/01/22 (火) 10:40 [ 編集 / 削除 / 終了 ] UID:[ xxxxxxxxxxxxx]
買い手がつかないので、再投稿いたします。 Rinさん (xxxxxxxxx、 ) 01/23 (水) 00:21 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] もしよろしかったら物件を一度見学なさることをお勧めします。 けして悪い物件ではないと思うので気に入ると思います('-'*) 質問・見学したい等はICQにご連絡していただければお連れしますので お値段、また即決額を落としたいと思います。 850k即決にします、これでお願い致しますm(_ _)m Rinさん ( xxxxxxxxx、 ) 01/23 (水)
00:22 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] New Rinさん ( xxxxxxxxx、 )
01/23 (水) 07:40 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] New Rinさん xxxxxxxxx ) 01/23
(水) 14:09 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] New xxxxxxさん (xxxxxxxxx、
メール、 ) 01/23 (水) 15:57 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ] New Rinさん ( xxxxxxxxx、 )
01/23 (水) 17:15 [ 編集 / 削除 ] UID:[ xxxxxxxxx ]
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プライベートなMugenBBSの物。
[747] あぁあ、マジ譲るんじゃなかったヨ 投稿者:かぶぞ
投稿日:2002/01/21(Mon) 14:57 お友達だった価格1千万のLMPを4千8百万で売りとは、おめでてーナ [747へのレス] Re: あぁあ、マジ譲るんじゃなかったヨ 投稿者:こりん 投稿日:2002/01/21(Mon) 16:58 [747へのレス] Re: あぁあ、マジ譲るんじゃなかったヨ 投稿者:かぶぞ 投稿日:2002/01/21(Mon) 17:13 |
大人になってくれ、と彼は書いています。
言葉づかいの事か。言葉づかいの事に関して言えば、上の特にプライベートBBSの方を読んだ方の中には、そうとう俺の方の口調に問題があると思う方もいるだろう。
正直腹がたっていたし、プライベートな仲間のBBSだし、彼とはいわず、何度もケンカみたいな言いあいをした事もある。
そういう事があっても仲間は仲間だが、この時彼に対しては仲間とも友人とも思えなかった。
ちなみに彼は日記にこう書いている。
今日は風邪ひいてダウンです。仕事休んで家にいると後ろめたいこと(´Д`) 頭がガッツンガッツンします。それに加えて、参加してるネットゲームでトラブルでマジ切れ…しませんな。所詮はゲームですけん。むしろ相手がわの方にたかがゲームくらいであーたと憐憫さえ覚えますが、まあ放置しましょう。 |
このUOというゲームは、実際の顔も知らない他人が、同じ世界で干渉しあうゲームなので、協力して事を解決しなくればならない楽しみの反面、トラブルなんかもよく起きる。
そこでよく言われるのが、ロールプレイという「キャラクターを演じる」遊びと「たかがゲームなのに何を真剣に語っているんだ」という事だ。
たかがゲームだから、相手が自分と同じ人間でも、ゲーム内の事で何を真剣に怒っているんだ。
そうか?それはゲームと関係ないんじゃないのか?
たかがゲームなのなら、たかがゲームの大きな家を、そこまで欲するのはなんなのだ?
たかがゲームという言葉には、ゲームは楽しむ物なのに、お金を払ってまでなぜ怒るのだという意味もあると思うのだが、じゃあゲームの世界の思いは、たかがゲームなので無視してでも自分の楽しめる事、自分の欲しい物を手に入れるのが楽しい事なのか?
大人になれ。
提示された金額を支払ったのだから、をれをどうしようが所有者の勝手だ。
そこに感情が介入するのは、大人の取引ではない。
そうだ。俺は取引をしたんじゃない。友人に家を譲ったつもりだったのだ。
そしてそれが、俺の俺なりのゲームの楽しみ方で、たかがゲームでも俺は一生懸命楽しんでいるんだ。
彼にとって、家というのがどういう感覚なのかは、もちろん俺には解らない。
ただ、俺は、俺としては、家を建てる趣味と、自分が最初に味わった「はじめてのマイホームを手に入れた喜び」を共に味わいたいっていう俺の感覚は、彼には伝わっていなかったんだろうし、彼から見たら俺は破格の安値で家を売る不動産屋でしかなかったのかも知れない。
こうやって書いてて自分なりに考えがまとまってきたけど、例えば俺の友達にUOで釣りをする事が好きで、日がな一日釣りばっかりしてる人がいたとするよね。
俺はたぶん釣りはそんなにはしないだろうから、俺からみたら好きなんだろうけど、他にもいろいろやったら?とか思うかもしれない。
けどそこで、俺はその人に、たかがゲームの中の釣りを何必死になってやってるんだよ、とは言っちゃいけないんだと思うんだ。
俺にとっては、その釣りは、ただ魚が釣れるだけで、たまに釣れる珍しいアイテムを、面白いものが出たねーっていって買い取るだけの行為かもしれないけど、その人がUOでその釣りを本当に楽しみしているんだったら、それは尊重してあげた方がお互い楽しいんだと思うんだ。
俺にとっての建築と友人への譲渡っていうのは、不動産屋が知り合いにいい物件を安く紹介しているだけの物を超えた遊び方だったんだね、きっと。
念願のタワーが売りに出されているんだ。
タワーなんて大きな物件が売りに出される事は滅多にないから、このチャンスを狙ってみようと思うんだ。
ゆずって貰った家だけども、これはもう自分の物だし、今の相場で売りにだして資金にしようと思う。
他の家も一緒に売って、全部足してもまだ足りないと思うから、その分は期限ませに必死に稼がないといけないと思う。
必要ないとは思うけど、建てた人に一声かけておいた方が気が楽になるし…
例えば本心じゃなくてもいいし、そんなことわざわざ言うのなんて気にしすぎで俺が変なのかもしれない。
けど、たとえばこんな風に言ってくれてたら、あの時みたいに友達とは思ってないけど「念願のタワーだね。がんばって稼いでね」くらいの事は俺も言ってたと思うんだ。
▼
ちなみに、彼の彼女になった、家をプレゼントされた人は、日記で彼とのラブラブぶりのほかにも、UOの事でこんな事を書いている。
凶悪なモンスターを多く倒して、名声を得るというシステムがあるんだけど、ある日彼と彼女はその名声を得る為にモンスターを倒していたらしい。
名声を得る為にモンスターを倒しているんだから、モンスターが倒した後に得られる報奨であるgpを集める暇があったら、より多くのモンスターを倒す事にしたそうだ。
彼女曰く、お金に執着のない二人だから、気にならない。その場に居た人は、モンスターを倒さなくてもお金を横取りできたのでラッキーでしたね、と。
後日、持ち家を全て売り払ってタワーを買う事になった彼らは、足りない資金を稼いでいるようなのだが、彼女の日記はここ最近ずっとお金稼ぎの話で、もっと稼ぐ方法を思案しているそうだ。
また、彼女は、彼に借金をして、衣装に永久に保存できる効果を与えたらしい。
この効果を与えるアイテムは、やはり高価な物で、普通今では手に入らない貴重な布などで作った服などに使う。彼女もそうしたそうだ。
その貴重な服を永遠化する為に彼から借金をし、彼に一生懸命お金を返しているそうだが、その布は昔同じゲーム仲間から貰った布で、彼への感謝と借金返済のための楽しい努力の話以外、もらった貴重な布の事はいっさい出てこない。
日記ですから。彼女の思った事を書いているだけですから。
もちろんタワーの話なんかみじんも出ていません。
ちなみに彼女には、彼女が俺のUOの家に訪ねて来たときに欲しいといっていた雪水晶っていうちょっとした置物をあげた事があるんだ。
それは俺は何個かダブって持っていたから、欲しいならと1個あげて、喜んでくれた。
その支払いとして、その時彼女が育てていた魔法の巻物を書くキャラクターで、その巻物をいくつか貰う事になったんだけど、忘れてしまったのか何ヶ月もたった今もその事については何にも聞いてない。
もう友達とは思ってないから、これはどうでもいいけどね。
ロールプレイという、キャラクターを演じるゲームについて書いたけど、彼は以前、メンバーに知れ渡っているなじみのキャラクター以外の別のキャラクターで皆の前に現れました。
その時はいつもの自分が別のキャラクターを演じているという事は言いませんでしたし、これは友達をびっくりさせたりするのにたまにある事です。
彼はかなりの間その事をメンバーにはばらしませんでした。
見事なロールプレイでしょう。ゲームですから。
しかし彼は、BBSでもそのキャラクターを、正確にはキャラクターを操作している人間を演じていました。
つまり、いつものなじみのキャラクターを操作している人とは別に、台湾からネットを繋げてゲームに参加している別の人間を演じ、いつもの自分と自作自演でBBSに書き込んでいました。
俺を含め何人かは途中で変だと思い、口調から自作自演に気づき、本人が楽しんでいるならと黙っていましたが、何人かの仲間は数ヶ月後に本人がネタバラシをするまで騙されつづけました。
ゲームの事を話すBBSとはいえ、これもロールプレイなのでしょうか?
もっとも台湾から日本のゲームに繋げて、偶然同じ師匠にトウロウケンを習っていたという設定だったようで、はなっから本人はネタのつもりだったのかもしれませんが、正直みんなついていけないジョークでした。
UOの世界で友人同士もめた時も、彼はキャラクターに文字で「うわぁぁぁぁぁぁ」と叫ばせ、走り去っていきました。
たかがゲームで見事なロールプレイです。
そのあとこっそり透明になる魔法で帰ってきて、自分が去ったあとのみんなの会話を盗み聞きしていました。
「うわぁぁぁぁぁ」が迫真の演技だったので、危うく騙されるところでした。
現実の人間同士の揉め事で、みんなで心配して相談しているのに、さすがたかがゲームだけあって演技して盗み聞きです。驚きました。
▼
この文章は、1年くらいUOをやってきて、ちょうどきっかけがあったので、その時の思いが自分の中で風化しないうちにまとめておこうと思ったものだが、自分にとってかなり辛い面も改めて考える事になってしまった。
後日、彼の日記にこうあった。
私は邪悪である。
中にはゲーム内や多少のICQ、BBSのやり取りで「わかったつもり」で自分のサイトに(この日記を引用してまで)書くものもいるが(マジでいるのだ)、もちろんそんなものは虚像に過ぎない。 |
どうやら俺がどうしようもない馬鹿者だったみたい。
最後に読んでしまった、この彼自身の考えや思い、いや、もう何が本当で何が嘘なのか、彼については俺はもう何も解らない。
とにかく、一時の間仲間と共に駆け回ったあの世界に、いくつかの嘘がちりばめられていたという事
ここでこうやって引用したり、彼のページに日記を読みにいったりした事自体が、その行為に何の意味があって、誰がどう思うのかいろいろあるだろうが、今はただ自分が情けないだけだ。
このことについては、自分にとって凄く悲しい事だった、というだけで考えるのはやめておこうと思う。
俺にはネットで知り合った 顔もしらない友人がいっぱいいる。
それでいいじゃないか。
02年1月28日追記
誤解がないように、彼の日記をその個所がわかるように引用しました。原文ママです。
引用元になったページを参照しておきます。
「ブギーの生活と意見」 ブギー氏
また、上記の日記ページについては、以下のページ内のリンク集から直接ジャンプしました。
「Free
as a Bird Top」
「ブギーの生活と意見」ページに関し、ルートサイトへのジャンプが発見できなかったので著者のポリシーがわかりませんが、著作権、ネットワークコンテンツについて、以上の明記により考慮しました。
02年8月31日追記
どなたかから、元々このファイルを置いていたスペースの管理者へクレームが来ました。
当ファイルの削除とアップロードした者、つまり私への注意の要求だそうです。
無断転載による著作権侵害と不快な内容へのクレームだとの事です。
管理者からは内容の通知があり、削除の依頼ではなく判断に任せるとの事でしたが、好意で借りているスペースなので迷惑をかけるのは本意ではなく、URL移転する事にしました。
なお、他サイト、ページへのリンクに関してはHTMLの意義を考え、いわゆる「直リンク」をする事に問題は無いと私は判断していますが、上記サイト「Free as a Bird Top」は、この文章を公開した当時TOPページにリンクフリーとの記述があった事を確認して記述されています(参考)。
また、記述参考に読んでいた記事も、時間を追って部分削除、変更等がありましたので、本文章記述に当たっては双方、第三者共に誤解があってはならないとの判断から、原文ママで引用している箇所があります。
この記事を書くに当たっての、その当時のサイトポリシーについては、私の判断内で最大限配慮したつもりですが、その後引用元が記事を削除、リンクの禁止事項を追加、フリー日記サービスからポリシーの違う個人サイトへ内容を移転など変更された場合について、それを追ってフォローし続けるのは困難であり、またその必要もないとの判断により、現在と状況が変わっている可能性があります。
事がUOのゲーム内にまで及ぶのを出来るだけ避ける為、ゲーム内キャラクター名の排除を心がけて記事を書きましたので、例えば人物Aが、記事の別の場所に再登場しているといった場面など、各キャラクター、人物の表現が非常にわかりにくくなっていると思いますが、本記事はあくまで私の感想と思い出をつづった物であり、現在における記事に登場した人々に、本記事を読んだ方々からの何かしらの影響があるのは好ましくないと思っての事ですので、ご了承願います。
02年9月10日追記
「引用」表現において、引用元の出所と共に著作者名も記さねばならないと知りましたので(参照)
上、1月28日追記部分に当時の著作者HNを追記しておきます。
なおUO内での知り合いだったので本名はもちろんWEB上での文責上相応しいHNは存じませんので、私の知る限りの呼称表現しかできません。UO内キャラネームは避けました。
あまりこういった面で追記を重ねるのは見苦しいと思うし、私自身としては自分の中では決着した話題で、最初にこの記事を公開してから内容的に変更したり、事細かな事象を日記で追記し続けたり、名前を伏せながらしかし相手を特定できるような形で批判し続けたり、そうかと思えばそれらの記事を全て削除し無かった事にしたり、そういった事はしていませんし、したくないのですが、実際に私本人に対して反論や削除の要求など一切ない時点でファイルを置いているスペースに苦情が行って、迷惑が他の方に及んだり、いわれのない「著作権の侵害」ですとか、ましてや「人権侵害」などとまで言われたのでは、何がどう間違って法的に訴えられるなどといった事が起こらないとも限りませんので、私自身はそういった面は尊重した上で、自分の印象、考え、思い出を記して公開しているという事を明確にしておきたいと思います。
▼
半年以上、腐り待ちを続け、何軒も家を建て(UOでは割と異常な事)知り合った人に譲ってきた。
なにも気分の悪い話ばかりじゃない。
たかがゲームだけど、みんな一生懸命がんばっている。楽しんでいる。そんな人も大勢いる。
こんな事もあった。
後に建築仲間になって、共に世界中を駆け回って、一緒にテクニックを研究し教えあう人がいた。
その人との出会いは、腐り待ちを始めた頃に元々のゲーム仲間で一緒に腐り待ちを始めた友人が、俺が建てた家をその人に譲ってくれないかと持ちかけてきた事だった。
始めその人に金額を提示したときすごく驚かれた。
どうしてそんな金額なんだ。考えられないって。
でも、その時すでにそんな金額で友人に譲っていたし、金額の問題じゃないからいいんだっていって、とりあえず家は譲るから、50万をどういったペースで支払っていくか相談した。
彼は自分のゲームできる時間と、稼ぐ方法を考え、俺の考えと提示した金額というのを理解してくれたようで、自分にとってはちょっときつめだけどなんとかなるだろうっていう金額を相談して決めた。
その後、俺は毎週決めた日曜日にその家に立ち寄り、家のオーナーが許さないと開けれない金庫の中から、彼が決めてその日回収しに来る俺の為においてある小切手を持ち帰り、代わりに一緒に入れてあるノートに「何月何日、いくら頂きました」と書き込んだ。
彼はだんだん、稼ぐコツが解ってきたので今日は多めに入れましたとか書いてくれたり、通りすがりの皆か見る事ができる家の看板に「残りあと少しだ、がんばるぞ!ハウス」って書かれてたり、俺も家に飾る小物なんかを新築祝いにどうぞって入れておいたり、その日あったちょっとした面白い話を書いたり…これも大事な思い出で、今も大事にしまってあります。(また泣きそうになった)
その人からはその後、家に置く家具に色をつける、これも高価なアイテムを譲ってもらいました。
そのアイテムは、俺がずっと欲しがってた物で、取引BBSで競り負けた事もあったりして、どうやら彼はそれを見ていて、俺が欲しがってるのを知って、自分が偶然手に入れる事が出来たので、と言ってくれたんだ。
その時彼は、自分が家を譲ってもらった時どんな気持だったかを話してくれ、このアイテムを俺に譲ったら、きっと俺も同じ気分になるんじゃないかと思ったって、そう言ってくれて。
でも「もちろんタダじゃないですよ?買い取ってくださいね」なんて言ったりして。
思い出しても泣けるね。少なくとも俺はたかがゲームだけど、この事を思い出したら泣ける。
その人は最近ゲームを引退したそうで、建築屋仲間の友人経由で、その家をがんばっている仲間にただであげたそうです。
無粋な話だけど、現金で売れば今なら4万円以上にはなると思います。
▼
もう一つ思い出深い話があるんだ。
UOの世界にも鉢植えの植木っていうのがあって、それも家ほどじゃないけどあんまり数がなくて、新たに作れない物だから、高い値段でやり取りされてるんだ。
これは昔クリスマスプレゼントとしてプレイヤーに配られた物だそうで、俺はその当時ゲームしてなかったので持ってないんだ。
念願の家も建てれて、なんだかんだいっても家を売っている訳で貯金もあるし、この鉢植えを買って家に飾る事にしたんだ。
家が華やかになるしね。
それで、取引BBSで鉢植えを売っている人と連絡を取って、譲ってもらう事になった。
実際ゲーム内で会ってゆずってもらい、ちょっとした話をしてた時に、その人はがんばって自分の家を買って、自分で裁縫で作った服を売るのが夢なんだって話を聞いたんだ。
ん?ちょっと待てよ。鉢植えは家に置いて飾るもの。
その鉢植えを売ってしまっていいの?って聞くと、裁縫っていうのはそんなに儲かる物でもなく、やっぱり家は高額なので、ずっと持っていて家に飾るつもりだった鉢植えを売って資金にするんだ、との事。
でも、凄く気に入っている黄色い小さな花のついた鉢植えだけはとっておいて、自分のお店がオープンできたら飾るんだ、って話してくれた。
ちなみに今どれくらいお金は貯まったのか聞くと500万くらい貯まったとの事。
一番小さな家は買えるけど、友人と二人でお金を出し合っているので、中くらいの大きさでお店が開きたいからがんばっているそうだ。
ちょうどその頃、中くらいの家が腐りそうだったので、じゃあ期待しないでちょっと待ってて下さい、また連絡するかもしれませんって言って、その場は別れたんだ。
その後、その中くらいの家を建てる事ができて、その人に譲り、家を建てる時に一緒にひろった薔薇の花(これもレアアイテム)を一緒にあげて、500万gp頂きました。相場の半分くらい。
その人とはそれまで面識もないし、その後もほとんど会わなかったけど、そういう何かの縁っていうのはあるんだろうなって思って。
でも、その後に、UO関係の有名な雑談BBSの「どうして家は高いんだ。不動産屋は値段を吊り上げる悪党なのか」って感じの話題を読んでいたら、その裁縫のお店を開いた人が自分の事情を書いていて、そういう人もいるんだから不動産屋がみんなそうじゃないって言ってくれてました。
嬉しかったな。
▼
凄い長文になってしまった。
1年以上やってきているゲームなので、この機会に自分の思うところをまとめてみようっていう気分もあって、こんな長さになりました。
自分で書いていて、いろんな事を思い出して、書いてて楽しくなったり腹がたったり。
いつまでUOをするのかわからないけど、たまにはこうやってまとめてみるのもいいかもしれないな。
せっかくだし、記念に最初に建てた思い出のYamatoの家の画像をのっけとこう。
多分この家だけは絶対に手放さないだろうし、これを手放すときはUOがこの世から無くなる時なんじゃないかな。
屋上です。
ユーという森の多い地方の中、静かな場所です。
UO始めてから、ペットの馬の名前はずっとTomatoで、
このTomatoはもう何代目か忘れるほどだけど、
そのTomatoと一緒に。
始めての家で、家具の配置とか凄く楽しかった。
テーブルの上にはユーの地図と、後で大きな家を譲る事になった
人に新築祝いで貰った、世界各所のルーンが入った本が記念に。
2階です。
これも記念にもらった絵画が壁にかけてあります。
この絵をくれた人とはずっと一緒に遊んでました。
1階です。
家を建てたら、水槽をかざるんだ!って思って、最初に水槽作ったなあ。
この部屋にもいろいろお祝いの品が飾ってあります。
壁にかかっている武器は、今でもお世話になってる仲間の大将(笑)に作ってもらった。
水槽の上には、大きな家の人から記念に貰った船の模型が。
船には名前として、Present from Corinって付けました。
この家を建てた時は、とにかく何もかもが嬉しかったし、仲間みんなが祝ってくれて、UOってなんて凄いんだって思いました。 ゲームをしなくなっても、この家のデータがこの世から消えても、きっと忘れないと思う。 |
kabzou@hotmail.com